実践的な英語のしゃべり方 其の一

日本人にとって英語をしゃべるとき難しいところはどこでしょう。 今回は,疑問文の作り方についてです。  

ガチガチの受験英語しか習ってこなかった僕の,初めての体験は,アメリカは,コロラドが初めてでした。 もう7年近く前になるのですが,あのころは英語を学ぶことにかけては,めちゃくちゃ熱心で片っ端からなんでもかんでも吸収しようとしていたと思います。 

まさに,毎日が驚きでした。 そんな中,今でも覚えているのが,アメリカ人の疑問文の作り方でした。 you're from Japan?  これが驚きの一言でした。  「be-動詞を前に持ってこなくても疑問文になるのか!」  

中学高校と,人にものを尋ねるときには,「Are you 〜」 と逆さまにしなくてはいけないと,先生に叩き込まれた中学英語は,もとのままで,語尾をイントネーションを上げるという,単純で,誰もが思いつくような発想を完全に不可能にしてたのでした。

ぼくにとっては,まさに天の救いでした。 ただでさえ助動詞や三人称単数と他にも考えなくてはいけないことが,山のようにある英語ですが,英語を喋るのを一気に楽にしてくれた,そんな,ネイティブスピーカーの一言でした。 

あのときの僕は,アメリカ人には Are you とはじめなければ,僕の行っていることはまったく通じないだろうという考えがあったんですね。 まあ,よく考えてみれば,日本語を話すときは,自分でもやってるんですよね。 『もうご飯食べた?』みたに,わざわざ,『か』や『の』を語尾につけなくてもイントネーションを上げると,日本語でもちゃんと疑問文になります。

日本語を教えるときには,「あなたはアメリカ人ですか?」って言うときの,「か」は疑問文の「か」ですなんて教えるんだけど。 それは厳密には書き言葉のことで,実際にしゃべってるときは,イントネーションをしり上がりにすることによって,疑問文にしてるんですよね。 だから,別にこれは驚きでもなんでもない。 

世界の言語の中ではこれは当然どこにも起こる現象です。 スペイン語は疑問文のマーカーが無いから完全にアクセントを最後にあげるだけとか。 まあ,いまでも疑問文でさいしょに”Do”とか”Can”とかを持ってくるのはよっぽど前から言いたいことを,考えていたときとか,じゃないとなかなか難しいくてスムーズに言えないってのが本音なんですけどね。 

だから,日本の英語教育は難しい疑問文の作り方を練習するより,他のことに時間をもっと割くのが,賢明なんではないでしょうか?

 

 

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