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中間言語とは....
中間言語とは,第二言語学習者自体が使用している,目的となる言語とは異なる,話者独特の言語体系のことです。 簡単に言うと,ある人が,英語を話そうとしたときにその人の英語は,英語を母語とする人たちの話す英語とは違っているのが普通です。 それは文法が少し間違っていたり,発音が少し違っていたり,その人それぞれに癖みたいなものです。 その異なった,英語であり 英語でない言語を中間言語と言います。 まあいわいる,日本語英語と言われるものです。
基本的には,英語を外国語としてはなす人は母語として話す言語が異なることによって,その人の英語も異なってきます。 また母語の違いだけではなく,その人の英語のレベルとか,どうゆう勉強をしてきたとかによって,その人の英語は異なってきます。
例えば,日本人英語の典型的な癖として,冠詞の欠落があります。 それは I
like to sing song.
などのように 冠詞である the
や a を付け忘れることが,ほぼ毎回起こることにあらわれています。 この,本来の英語の文法とはちがう,学習者自身による体系的ルールのことを中間言語と言います。
厳密には,一人一人の中間言語は違うし,同じ人でも時間がたつにつれて中間言語は変化していきます。 でも、大まかにグループ分けをすることがきます。 したがって,ふつうは言語学者は中間言語研究を何らかのグループ分けに基づいて行っています。 日本語の文法とか発音とかも,一応標準語と言うものが有るけど,実際の言葉は,人それぞれ違う文法と発音法を持っています。 中間言語研究も同じように個人個人の違いも理解しつつ,その大まかな枠組みを理解しようとしています。 日本語として,大体,関西語とか東北弁とかあるグループにわけられるのと同じように,中間言語も母語によるグループ分けと学習者のレベルの違いによるグループ分けが可能です。
中間言語の典型的な研究内容は,学習者のレベル別による中間言語の発達と,学習者の母語による影響です。 また最近は80年代に否定された母語による影響の見直し的研究が行われています。
で,だから何の役に立つの?
中間言語の発達の仕方を調べることにより,レベルごとに,何が学習者にとって難しいのか,何が簡単なのかがはっきりします。 例えば,文法に関しての中間言語を調べることにより,どの用法を先に習うべきとか,「これはどんなに時間をかけてもなかなか身に付けるのは無理だからあんまりこれに時間をかけるのを止めよう」 とか。 より効率的に外国語が学べます。 また,ある外国語を学ぶのに,日本人なら日本人に適した教え方,習い方が分かります。
何が今までの研究でわかったの?中間言語の研究は,1970年代に,アメリカのスリンカーなどが,Interlanguage (中間言語) と言う言葉を使うことにより始まった,比較的若い研究分野です。 それゆえまだまだわかってないこともまだたくさんあります。 また,個人による違い,シチュエイションによる変化,レベルの上達に伴う発達など,多くの要素が複雑に影響しているため,まだまだ分かっていないことがあります。 さらにその多くの研究は,英語に対する中間言語であり,日本語に対する中間言語研究などは90年代に入りやっと本格的に始まりました。
現在分かっていることを大きく,グループ分けすると,母語による中間言語への影響と,言語習得の過程(母語と第二言語)そのものにおける影響と2つに分けて考えられます。
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